2月4日(土)にNSCA(トレーナーの資格の団体)のカンファレンスに行ってきました。
この中の講座を受講しておくと健康運動指導士の単位も同時にもらえるので、それが目的です
その中で「脳を鍛える運動について考える~乳酸と認知機能~」という講義を受けました。
講義の内容は「運動して乳酸が出ると認知機能が高まる」という大雑把にしか覚えてないのですが、
・運動して神経活動が活発になるとき、乳酸がエネルギーになるという仮説がある
・体内の乳酸値が上がるとBDNFの値も上昇する
※BDNF:Brain-derived
neurotrophic factorの略。脳由来神経栄養因子と呼ばれるたんぱく質の一種で、神経細胞の成長や再生を促す作用がある。脳の中で記憶をつかさどる「海馬」に多く含まれ、神経細胞の働きを活性化することがわかっている。
・すなわち、運動によって乳酸値が上昇すると神経細胞の働きが活性化する可能性がある。
・運動と緑茶で認知機能が高まる
・脳体積と筋量には相関がある!
・低強度+高容量の筋トレで認知機能が高まる
このメモ見るとボディビルダーは脳の体積が大きいということになりますね
また、上記メモの「強度」というのはほぼ重量のことを言っており、「容量」というのはボリュームのことなので、軽い重量でハイボリュームトレーニングをすると認知機能が高まるということですね。
確かに高重量を用いるよりも、低重量で回数をこなす方法の方が乳酸が出やすいとされています。
これがいわゆる筋肥大に必要な「化学的刺激」というやつですね。
ハイボリュームトレーニングの例としては、
・普通に20回×3~5セットなど
・ジャーマンボリュームトレーニング(10回10セット法や8回8セット法など)
・100レップス法
・ドロップセット
・トライセットやジャイアントセット
などがあります。
他にも加圧トレーニングやスロートレーニングなども乳酸が出やすいトレーニングと言えるでしょう。
僕は高重量で3~5レップのような筋トレを行うと脳が活性化するような気がするのですが、
実は重量を軽くして回数をこなした方が脳が活性化するということのようですね。
よって高齢者にとってはけが予防にもなり(高重量は関節に負荷がかかるとされている)、さらに脳の機能を高めるということから、軽い重量で量をこなすハイボリュームトレーニングが勧められるということです。
そして認知機能が高まればうつ病や認知症などが減少し、
医療費の削減になるというわけです。
ただハイボリュームトレーニングというのは精神的にも結構きついので、できる範囲で取り組むようにしましょう。
こうしてまた「筋トレが世界を救う」の根拠がここに記された。
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