今あなたが喉の渇きで死ぬ寸前だとする。

目の前に細菌やウィルスが入っている可能性がある泥水がある。

さてあなたはこの水を飲みますか?

泥水を飲めば渇きは解決するが、ウィルス感染する可能性がある。

ウィルス感染を避けて水を飲まなければすぐに死ぬことになる。
泥水

東京都では都知事が外出自粛要請を出してから1週間以上たつ。

いまだ新型コロナが感染を広げている要因の1つとして、若者がバーやクラブなどで飲み歩いていることなどが挙げられているが、それでも営業を自粛しない飲食店側の気持ちはまさに泥水を飲む心理と同じであろう。

クラスター感染の場にしないためには営業を自粛する必要がある。

しかし営業自粛してしまったら明日従業員に払う給料も来月の家賃もない。

まさに究極の選択!

昔「ウンコ味のカレーとカレー味のウンコどちらか食べなければいけないとしたらどっち食べる?」なんてネタに笑ったことがあったが、それはまた別のお話。

営業している飲食店の心理は、明日従業員に給料を払うことを優先するために営業し、なんとかコロナウィルス感染したお客様が来店しないことを祈っている状態だ。

これは我々トレーニングジムも一緒。

新型コロナが話題になった当初は「オレは気にしない。かかるときはかかるし、かからない奴はかからない」なんて呑気こいてたが、都知事が外出自粛要請を出してから雰囲気は一変した。

クラスター感染の場にしないためにはジムも閉鎖した方がいいに決まっている。

筋トレは免疫力を上げるという理屈もあるが、筋肉つくまでは数か月要するのですぐさま免疫力が高まるわけではない。

赤羽トレーニングセンターの場合は23か月ジムを閉鎖し、その分の月会費の引き落としをストップすることは可能だ。

それだけの貯蓄は何とかある。

しかし、問題はその後。

「ジム閉鎖するのであれば他のジムに行きます」という会員さんが必ず出てくる。

そういった会員さんが必ず戻ってくるという保証があれば、思い切ってジムを閉鎖するのだが、その可能性は低い。

他の大手ジムでは一度入会すると、6か月近く退会できないというルールがあったりする。

そのようなジムに入会してしまうとなかなか戻ってこられない。

また、当ジムにはこんな経験がある。

私が赤羽トレーニングセンター前代表の鳥谷部氏からジムを引き継ぐとき、3か月ほどのブランクはあったのだが、50人くらいいた会員さんは20名弱しか戻ってこなかった。

鳥谷部さんは「40人くらいは戻ってくる」と見込んでいたのだが。

こんな経験もあり、ジム閉鎖に踏み切れないのだ。

赤羽のジムが一斉に閉鎖してくれれば足並み揃えられるのだが、24時間ジムは難しいところであろう。

今の東京の感染者数を見てみると緊急事態宣言まで秒読み段階。

ジム閉鎖すべきかどうかの決断が迫られており、妥協点を探っているところだ。