前回まで初心者が種目を選択するうえでオススメの種目を述べてきました。

初心者が他に気を付けることとして挙げられるのが「重量へのこだわり」です。

ネットやSNSなど閲覧していると「筋肉の大きさは扱う重量に比例する」といったものや反対に「重量にこだわりすぎるな」といった意見まで、情報が錯綜している感じです。

何が正しいのでしょう?

これは日本語の使い方の問題とも言え、正確にいうと「チーティングやパーシャルレップではなく、より重い重量を扱えるようになろう」ということです。

ちと専門用語が出てきてしまいましたが。

理論的には全く同じフォームだとしたら10kgでアームカールを行うより、20kgでアームカールを行う方がより筋肉はつくといえるでしょう。

しかし、これにはやはり落とし穴があります。

僕は初心者に対して「本気で筋肉をつけたければ、扱う重量をどんどん上げていきましょう」と指示します。

しばらく会員さん本人にまかせて重量を自分で上げるように指示するのですが、

気づくとチーティングを使っていたり、パーシャルレップになっていたりするケースが大変多いものです。

すると今度は「重量にこだわりすぎではダメだ」と指示します。

「どっちだい~?」とツッコミを入れたくなると思いますが、正確に言うと,
「全く同じフォームで重量を上げていってほしい」ということです。

重量を徐々に上げていくと、何とかしてフォームを乱してまで上げたいと心理が働いてしまいます。

そこで使われるのがチーティングやパーシャルレップというものです。

チーティングは“cheating”

意味は「欺く、ごまかす」。

対象の筋肉以外の筋肉を使ってまで「ごまかして」上げるといったような意味合いで使われます。

アームカールでいえば背中の勢いを使ってまで上げようとする行為や肘を後方に下げてまで上げようとする行為です。

背中の勢いをつければ、より重い重量が扱えますが、本来の目的である上腕二頭筋への刺激は弱まる場合があります。
パワーカール_Trim_Moment

パーシャルレップは一部の可動域のみを使って重量を持ち上げること。

ベンチプレスで胸までしっかり下さなかったり、ハーフスクワットなどがこれに当たります。

重さばかり上げようと意識がいってしまうと、このような要らぬ技を使って持ち上げようとする心理が働きます。

チーティングやパーシャルレップというのはトレーニング用語として立派に確立しており、実は追い込むテクニックの1つです。

それは上級者が追い込むテクニックの1つとして用いるのはトレーニング効果を上げる要素となりますが、初心者にはあまり勧められるテクニックではありません。

しっかりとした目的をもって行っているからではなく、無意識的に行っているからです。

まずはストリクト(チーティングの反意語)なフォームかつフル可動域でフォームをこなすことを必要最低限の条件とします。

そのうえで重量を追求していくのです。

「筋肉に効かせるように行う」という表現が使われますが、10kgで効かせるよりも20kgで効かせる方が筋肥大にとって効果はより大きいものとなります。

ただし20kgを扱うとチーティングを使う、パーシャルレップになってしまうというのであれば、重量を15kgに下げてフォームを見直すべきです。

扱う重さは伸びているが、筋肉があまりつかない初心者の方。

ぜひ赤羽トレーニングセンターへ。