今回(といってもだいぶ昔、というか番組自体はすでに終了している)テレビでやっていたテーマは「アディポネクチン」。

アディポネクチンとは!

体内で分泌されるホルモンの1つで、通常ホルモンは甲状腺や膵臓などの内臓から分泌されるのですが、このホルモンは脂肪細胞からのみ分泌されます。

そんなことから、最近では脂肪も臓器の1と考えられているようですね。
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その働きは!

    インスリン受容体を介さない糖取り込み促進作用

    脂肪酸の燃焼

    よって細胞内の脂肪酸を減少してインスリン受容体の感受性を上げる

    (運動せずとも)肝臓のAMPキナーゼを活性化させることによるインスリン感受性の亢進

    血管拡張作用

といったことが挙げられるようです。

なんか難しい言葉も出てきましたが、要は「脂肪燃焼効果」があるためテレビ番組などでは「やせホルモン」「長寿ホルモン」と呼ばれているようです。

脂肪細胞からやせホルモンが分泌される…

なんかここだけ切り取ると脂肪細胞があればアディポネクチンが出るのだから、食べて脂肪細胞が増える→アディポネクチン分泌→脂肪燃焼→食べて脂肪細胞が増える→アディポネクチン分泌→脂肪燃焼…という幸せの無限ループにはまり永遠に太らないじゃん!って思えたりします。

ところが世の中太っている人が多い現実を見るとそう都合よくはいかないみたいですね。

どうやら脂肪細胞が肥大していくと脂肪細胞自体が炎症を起こしてしまい、アディポネクチンが出なくなってしまうようなんです。

そしてアディポネクチンが減るばかりでなく、今度は代わりに「炎症性サイトカイン」というホルモンが脂肪細胞から分泌されるとのことです。
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炎症性サイトカインは血管を傷つけたり、インスリンの効きを悪くする作用があるという、まるでアディポネクチンとは真逆の悪玉ホルモンなので、動脈硬化や高血圧、糖尿病を招く可能性が高まるということになります。
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ではどれくらい脂肪細胞が大きくなると炎症性サイトカインが出てしまうのか?

脂肪細胞の大きさは見た目にはわからないので、番組中ではわかりやすく体型の境目の基準として「腹囲」で判定していました。
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腹囲が大きいほどアディポネクチンが減少する傾向がありますね。

その基準は、

男性85cm以上

女性90cm以上
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腹囲がこの数値を超えると脂肪細胞からアディポネクチンの分泌がなくなり、炎症性サイトカインの分泌が始まってしまうということです。

この数値はいわゆるメタボリックシンドロームの基準です。

よって肥満体型の人は肥満そのものが原因による悪玉コレステロール増加と、さらにアディポネクチン減少+炎症性サイトカイン増加という二重の原因により血管を傷つけ、動脈硬化や糖尿病を招くことになります。

テレビでは運動に頼らず簡単にアディポネクチンを増やす方法として食事にEPADHAが含まれる青魚とポリフェノールが含まれる赤ワインを摂取することを勧めていました。

もちろん、そもそも筋トレで肥満を予防すればアディポネクチンを減らすことはないわけです。

すなわち、筋トレによってボディメイク、ダイエットに励むことはアディポネクチンを増やすことにつながり、様々な生活習慣病を予防でき、医療費削減につながるということになります。

こうしてまた「筋トレが世界を救う」の根拠がここに記された。

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