数年前になってしまうのですが、
NHKスペシャルで脂肪と筋肉をテーマにしていたので、
自分の勉強のためにここで内容を振り返りたいと思います。
今回は直接筋肉というよりも脂肪細胞から分泌される「レプチン」について。
筋肉もマイオカインというホルモンを分泌し、
脳に指令を出しているということをブログで書いたことがあります。
筋トレは世界を救うvol.26~マイオカイン2~ : 赤羽トレーニングセンター代表のブログ (blog.jp)
そして脂肪細胞もホルモンを分泌していて脳に指令を出しているというのです。

それを説明するために「脂肪萎縮症」という難病をもつ海外の小さな男の子が出てきます。
そうすると身体にどんな不具合が起こるのか?
脂肪細胞は私たちが食べて余った糖や脂肪を脂肪細胞に貯めておくという重要な役割を果たしています。
それが過度になると「肥満」になるわけですが…
脂肪細胞がないということは余った糖や脂肪を貯めておく場所がないということ。
食べた糖や脂肪は永遠に血液中を漂うことになります。
脂肪萎縮症の人の血糖値は通常の1.5倍に。
これらは重篤な生活習慣病をまねきます。
ではなぜこの病気は食欲が止まらなくなるのか?
脂肪細胞が食欲を抑えるホルモンを分泌しているのがわかりました。
それがレプチンです。
番組内ではホルモンのことを「メッセージ物質」と呼んでいますね。
通常は脳が指令を出して臓器を操っているというイメージですが、
逆に脂肪細胞から出るホルモンが脳に指令を出している、という解釈になります。
そのメカニズムとしては、
食事で糖や脂肪の摂取で脂肪細胞に脂が入る
→その脂に押し出されるようにレプチンが脂肪細胞から分泌され血液中へ
→脳の視床下部(レプチンの受容体がある)の神経細胞へ到達
→脳が「もう食べなくていい」と判断して食欲を抑制
といったプロセスで食欲が抑制されます。
ただの脂身だと思っていた脂肪細胞が実は重要な臓器だったんですね。
ちなみに脂肪細胞の出すホルモンは600種類あるのではないかと言われているようです。

「食欲抑制してくれるんだったら脂肪細胞たくさんあった方が食べ過ぎなくて良いじゃん!」
となりそうですが、
そう簡単にいかないから肥満になる人がいるんですね。
それはなぜか?
血液中にレプチンが分泌されても、
血液中に脂肪酸が多くて漂っている状態だと、
それが邪魔をしてレプチンが血管の外に出られず、
レプチンが脳に入っていきにくいということなのです。
神経細胞が反応しにくい状態になっており、
すなわち感受性が鈍くなっていて、
脳が満腹信号を受け取りにくい、と考えられているようです。
すなわち、いくら脂肪細胞からレプチンが分泌されても脳にたどり着けなかったり、
たどり着いても脳がそれを感知できないということ。
よって食欲は抑制されず、食べ過ぎてしまう…ということになります。
適度な脂肪はあった方がいいが、
過度な量の脂肪はない方がいいということになります。
筋トレにより適度に脂肪の蓄積は抑えなければいけません。
また番組内では紹介されていませんでしたが、
僕がこれまで勉強してきたレプチンに関しては下記のことが言われています。
・ 十分な深い睡眠(8時間以上)、MCTオイルの摂取、動物性たんぱく質の摂取で分泌量増加
・ 炭水化物、脂肪の摂取量の減少、カロリー摂取制限で分泌量低下
・ フィッシュオイルの摂取で感受性向上の可能性↑
また番組後半では脂肪細胞が増えすぎたときの身体への影響の恐ろしさについて言及しています。
次回のブログで書きたいと思います。
こうしてまた「筋トレが世界を救う」の根拠がここに記された。
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