前回の内容に続いてNHKスペシャルでやっていたことをもう1つ書きたいと思います。
前回は脂肪細胞から分泌されるレプチン(食欲を抑えるホルモン)に関して書きました。
筋トレは世界を救うvol.31~レプチン~
: 赤羽トレーニングセンター代表のブログ (blog.jp)
番組はここでは終わらず、
さらに筋肉の発するメッセージ物質(ホルモン)について言及しています。
肥満すなわち脂肪細胞が増えすぎたことによってヒトの身体の中で何が起こっているのか?
みてみましょう。
脂肪細胞が増えればそれだけレプチンが増え、
あまり増えすぎるとレプチンが脳にたどり着けなかったり、
または脳の神経細胞の感受性が鈍くなったりして、
結局食欲が抑えられない…ということでした。
その結果として肥満やメタボリックシンドロームという状態になります。
番組内ではそのメタボリックシンドロームの人の内臓脂肪の中で何が起こっているのかを紹介しています。
肥満の人の脂肪細胞は脂を蓄えすぎて、
パンパンの状態になっており、
入りきらなくなった脂肪がまだ血液中をうようよ漂っていると、
それを「敵」と勘違いした脂肪細胞が「敵がいる」というメッセージ物質を発するようになります。
別に敵ではないのに…
それに対して免疫細胞が反応し、
その免疫細胞も「敵がいる」というメッセージ物質を発するようになります。
これが「免疫の暴走」です。
そしてその免疫細胞は血液中に入り込み、
そしてその量が多すぎると、
免疫細胞が破裂し攻撃のための有毒物質を血管内でまき散らすことになります。
それが血管の壁を傷つけることになり、
全身の血管を痛めつけ、
これが各生活習慣病へとつながっていく…というメカニズムです。
ちなみに過去に肥満の人は全身に炎症が起こっているので、
コロナで重症化したり死亡しやすいということを過去にブログ:筋トレは世界を救うvol.7~新型コロナと肥満~
: 赤羽トレーニングセンター代表のブログ (blog.jp)で書きましたが、
今回の内容がそのメカニズムの詳細です。
また、こちら:筋トレは世界を救うvol.30~肥満と慢性炎症~
: 赤羽トレーニングセンター代表のブログ (blog.jp)でも肥満と慢性炎症について書いたことがあります。
しかしその免疫の暴走を抑える物質もヒトは持っているということ。
そう、その物質を出すのが「筋肉」です!!
そしてその物質の名称はIL-6(インターロイキン-6)。
このIL-6が分泌されると、
脂肪細胞が出していた「敵がいるぞ」というメッセージ物質の量が減るということなのです。
つまり運動により筋肉からIL-6が放出
→血液にのって全身へ
→これを脂肪をためこんで暴走した免疫細胞が受け取り、
→IL-6が戦うのをやめるよう指示
→免疫細胞の暴走がおさまる
ということです。
これについて研究している博士は次のようなことを言っています。
「私たちの体は動くことを前提に作られています。筋肉を動かせば命が守られるのです」と。

食べ物があふれる一方で体を動かす機会がどんどん減っている現代社会。
それは長い人類の歴史の中で想定外の出来事です。
あらゆる動物の中で、
または長い人類史上の中で、
「肥満」というのを経験しているのは現代の人間が初ではないでしょうか?
さぁ筋トレをして肥満を防ぎ、生活習慣病を予防しましょう!
こうしてまた「筋トレが世界を救う」の根拠がここに記された。
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